フィッシュクリップを使った縫わずに作れるマスクの制作方法

フィッシュクリップ使い方
平ゴムとフィッシュクリップ

前回の【無料型紙配布】Tシャツで作れる簡単立体切りっぱなしマスクの制作方法に続き、今回は簡易的にマスクが作れることで話題になったフィッシュクリップを使って縫わずに作れるマスクの制作方法を公開します。フィッシュクリップはどこで買えるのか?単価はいくらなのか、作り方や使用感についてもお伝えしていこうと思います。

目次

はじめに

そもそもフィッシュクリップとはなんだ?と思う方もいるかもしれませんが、軽い力で簡単に開閉ができるプラスチックのジョイントパーツです。新型コロナの影響によってマスクが不足し、それに伴って手持ちの布やキッチンペーパーなどがなんでもマスクになるアイテムとして、フィッシュクリップと紐を組み合わせた形状の商品が大きな反響を呼びました。

フィッシュクリップの購入先

ネットで検索し、価格が安かった為大本商事株式会社さんより購入。HPトップに記載の新型フィッシュクリップのページ一覧から2種類をセレクトし、送って頂きました。広島愛を感じる社長様が気さくに対応してくださいます。需要に伴ってか、10個という小ロットから購入可能となっており、土曜に問い合わせしてから入金、確認、発送まで迅速に対応して下さり、月曜には到着。早速こうしてブログを書くことができております。ありがとうございます!

2020年 8月追記
このブログの初回公開時、4月7日以降反響があまりに大きく、大本商事株式会社さんでは2日前後で在庫品が完売したという報告を頂きました。7月には追加生産予定とのことでしたが、まだアイボリーについては在庫の復旧をしておられないようです(黒は有)。後日市場を確認しましたところ問屋さんの価格よりは高くなりますが、このブログで紹介しておりますフィッシュクリップFS2-10Cアイボリーは通販ショップ等で購入可能でした。

使う形状は何が適しているのか?

フィッシュクリップ使い方
フィッシュクリップFS2アイボリー
フィッシュクリップ使い方
フィッシュクリップFS-2-10Cアイボリー

購入させて頂いた形状の違いを説明すると、FS-2は現在お取り扱いのあるサイズの中で一番小さいもので、通した紐を縫い留める必要があります。対してFS-2-10Cは縫う必要が無い最新のタイプですが、一回り大きめに感じます。早速使用感を比較してみました。装着感は後述致します。

フィッシュクリップ使い方
取り扱い最小サイズのフィッシュクリップ比較

フィッシュクリップの使い方

フィッシュクリップ使い方
軽い力で開きます
フィッシュクリップ使い方
縫うタイプ、縫わないタイプの比較

縫うタイプ(FS-2)を使用する場合のメリットとデメリット

  • 装着後に大幅なサイズ調整ができる
  • こころもちサイズが小さいので審美性が高い
  • 縫わなければいけない(テンションがかかるパーツなので比較的しっかり縫う必要がある)

縫わないタイプ(FS-2-10C)を使用する場合のメリットとデメリット

  • 挟むだけで使うことができる為、フィッシュクリップと紐以外に用意するものがない
  • 挟む部分で紐を折り返すことによりそれなりにサイズ調整ができる
  • 単価が3円安い
  • 装着後にはサイズ調整ができない
  • ややサイズが大きいので審美性に欠ける

調節可能なマスクジョイントの作り方

エイトカンに通した上部紐がスライドすることによってサイズ調整ができるようになります。

エイトカン使い方
ジョイント図。エイトカンを通し、ステッチは2か所入れます

①10mm以内の紐をフィッシュクリップに通し、片側は5mm織り込んでステッチをかける。
②片側にエイトカンを通し、(紐のサイズに合う幅の物を選ぶ)図を参考に紐を通したら、エイトカン下部の紐端を片側と同様に5mm程度織り込んでステッチをかける。この時上部のスライド部分を一緒に縫わないように注意。

縫わないパーツは大げさに言えば30秒、縫うパーツも慣れれば数分で作れます。キャミソールやブラジャーなどの女性用衣料によく使われている構造ですが、男性の身辺にある持ち物には見当たらないかもしれないので、図を参考にしてみて下さい。

続いて縫わないタイプFS-2-10Cの制作方法です。

フィッシュクリップ使い方
縫わないフィッシュクリップに紐を噛ませる時

挟む紐が薄い場合、引っ張ると抜けてきてしまいます。厚みが足りない場合やサイズを調整する際にはパーツを起こして折り返して使用するとおさまりがよくなります。抑えにくい時は目打ちやピンセットなどを使ってください。開閉パーツは薄いので、折れそうで不安になるかもしれませんが、開閉の方向を間違わなければ扱いは簡単です。穴の開いている方が開く面ですから、開かないなと思ったら表裏を確認してみてください。

フィッシュクリップ使い方
切らずに残しておいてもOK

縫製の必要のないフィッシュクリップを使う場合でも、紐を切らずに折り返してかませておき、不要な部分を切断しないでそのままにしておけば後からのサイズ調整は可能です。

フィッシュクリップ使い方
折り返した状態でもエンドパーツを装着できます

カチッと装着するようなものではないので、かぶせてある程度という感じです。しっかりかぶせればゆるんでくることはありません。

フィッシュクリップ使い方
縫わないフィッシュクリップのエンドパーツについて

片側を通すときはいいのですが、いざもう片方も、というときにエンドパーツを付け忘れることが多々ありました。くぼみのある方を向かい合わせにして先に紐に通しておくと付け忘れを防止できます。

装着感についての感想

フィッシュクリップ使い方
FS-2-10Cを使ったクリップを装着した様子

少々ゴツめに感じるかもしれませんが、装着感は悪くないです。フィッシュクリップのゴロツキを感じないかどうかというのが一番疑問な部分かと思いますが、プラスチックのパーツはすべて角丸になっていること、金属と違い肌の暖かさと同じになってきますので、装着していて違和感は感じません。

装着した後にサイズ調整ができませんので、つけてみた時にこのように大きいぶんをつまみ、再度紐を挟む作業をします。

フィッシュクリップ使い方
縫わないフィッシュクリップマスク紐の調整

続いて縫うタイプのFS-2で作ったマスク紐です。心なしかスッキリしているように思いますが、装着感に差はありません。

フィッシュクリップ使い方
FS-2で作ったクリップを装着した様子
フィッシュクリップ使い方
縫うフィッシュクリップマスク紐の調整

このように、装着後でもエイトカンをつまんでサイズ調整ができる分、長く使っていくならやはりこのタイプに軍配があがりそうです。個人差があると思いますが、販売物など多様性が必要な場合はこちらのFS-2を使用したタイプが好まれるかもしれません。対して、使用する人間が限られていたり、あくまでも自分用のみという場合は縫わずに作れるFS-2-10Cはオススメといえます。

上がFS-2、下がFS-2-10Cです。

フィッシュクリップ使い方
さまざまな物をマスクにすることができるフィッシュクリップ紐

最適な紐の太さや素材について

続いて紐の太さです。フィッシュクリップの最大幅は10mmなので、5mm~10mmのなかで厚さや素材の異なる紐(ゴム)で試してみました。

フィッシュクリップ使い方平ゴム
6mm~10mmの紐

結論からいうと、厚みは薄いほうが装着感が軽いです。伸縮性はなくても良いので、グログランリボンでもサイズを調整すれば快適につけることができました。伸縮性が無いぶんマスクと皮膚の圧着感は弱くなりますから、しっかりと自分に最適な長さに調節する必要があると思います。では細いタイプはどうかというと、細くなるほどに装着感は薄くなり、快適です。ただ、10mm厚手になると急に存在感がでてきました。以上の事から、太さはあまり気にしなくても問題なく、厚みは薄いほうが気持ちよく長時間着装できそうです。

なんでもマスクになる調整可能なフィッシュクリップ紐の制作費はいくら?

今回和遊がフィッシュクリップを取り寄せさせて頂いた大本商事株式会社さんは、カタログの価格が非公開になっており、電話等でお問い合わせいただかなければ単価価格が表示されておりませんので、ここでの公開も控えさせて頂きます。最小ロットのアイボリーカラー10個で購入した場合にも、1コあたり100円以下です。100個以上のご注文より、1コあたりの単価が下がっていく形になるそうです。

まとめ
  • アイボリーは10コから購入可能
  • 縫わないタイプのFS-2-10CはFS-2よりも3円安い
  • ブラックカラーは100個から注文可能
  • マスク1つ分のフィッシュクリップ紐制作費は紐代込みで約400円程度

価格は初回公開時の情報です

もしも市販品がなかなか手に入らなかったり、審美性は低くても良いから自分やご家族用に欲しいという場合は、このように簡単に自作できますので、作ってみてはいかがでしょうか。和遊でも、今回購入した分は家族や親戚に送って使わせて頂く予定です。いまのところマスクの販売予定はございませんが、ブログに記載のアイテムにつきまして制作のご要望がございましたら、コメントやメッセージにてお寄せいただければと思います。

引き続き、より自分にフィットさせるための立体マスクのグレーディング方法や、マスク制作に適した素材などについて公開予定です。1日も早い新型コロナウィルスの収束を願っております。

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この記事を書いた人

和遊湘南では着物リメイク・オーダーメイド制作、オリジナルデザインのペイントアイテムや和装小物などを制作しています。

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