【無料型紙配布】Tシャツで作れる簡単立体切りっぱなしマスクの制作方法

緊急宣言の日に掲載した記事を一部加筆修正しました。このページでは作り方とパターンの配布を致します。
作り方が不要な場合は、型紙配布目次の7からご覧ください。

目次

はじめに

Tシャツで作った切りっぱなし立体マスクの準備
家にあるものでマスクを作ろう
準備するもの
  1. 着なくなったTシャツやガーゼのハンカチ又は綺麗な洗濯(または煮沸消毒)済みの布
    縦20×横25(たたんで使うので、横幅は約50センチ程度必要です)
  2. 配布型紙(A4サイズにプリントアウトしてください)
  3. 針と糸(糸の色はなんでもかまいません)はじめはホチキスはどうだ?と考えたのですが、針が布を通さなかったので、没となりました。

※できればアルコール除菌シートなどで作業台、手を洗浄してから制作を開始してください

マスクの地の目について

マスクの地の目確認(タテ地)
タテ地で裁断した生地

布の地の目を確認。布地にはタテ地とヨコ地があり、タテ地は伸びにくく型崩れをふせぎます
一般的に洋服などを仕立てる際にはタテ地で裁断をしていきます。

マスクの地の目確認(バイヤス)
バイヤスで裁断した生地

今回は顔にフィットさせたいので、バイヤスについても説明します。
タテ地に対して45度の角度で裁断することを正バイアス断ちといいます。バイアスは伸縮率が高まるので、ドレープを綺麗に出したい場合などにも用いられる裁断方法です。

Tシャツを使う際の地の目の確認方法

Tシャツの地の目確認
地の目の確認

Tシャツを使うメリット

Tシャツで作った切りっぱなし立体マスク
パターンを配置してタテ地で裁つ場合

生地がほどよく伸縮し、薄手のコットンのものが多いので顔にあたった時に刺激が少ないこと、洗濯に耐えることなどがあげられます。
また、地の目が分かりやすく、ボーダーなどを使用する場合は多くが表裏、同じ柄で裁つことができるので、左右対称に裁断がしやすいです。キャラクターものなどで作れば楽しいデザインで作ることもできます。

バイヤスで裁つメリット

Tシャツで作った切りっぱなし立体マスク
パターンを配置してバイヤスで裁つ場合

今回作例として当ブログでは鼻から耳にむけてバイヤスで裁っています。はじめにでお伝えしたように、正バイヤスで裁断した生地は伸縮性があり、顔によりフィットさせることが期待できます。

パターンを置いたら裁断していきましょう

Tシャツで作った切りっぱなし立体マスク
柄の出かたが変わるので配分に注意

デザインにこだわりたい場合は裁断する位置に注意し、パターンの矢印方向を目安にタテ、横を決めて裁断していきます。裁断バサミなどの布用ハサミ以外では切りにくいかもしれませんので、パターンがずれてしまう場合には重りをおく、ピン(まち針、安全ピンなど2枚がずれなければなんでもOK)をうつ。パターンの形状を布に写し取ってから裁断してください。

無地の生地を使うときには?

裁断した後に地の目の方向が分かりにくくなるかもしれませんが、柄を気にしなくて良いぶん、無駄なく裁断することができます。
伸縮率が変わってしまうとつけた時に違和感がでるので、できるだけ裁断の地の目は揃えましょう。

耳の部分に裁断用の印付けをする

Tシャツで作った切りっぱなし立体マスク
印付けはできればOKなのでカット部分がわかるものならサインペンでも可

マスクの裁断がおわったら、耳の部分をくりぬけるように印付けをします。
切りっぱなしになるので、手順は前後してもかまいません。

Tシャツで作った切りっぱなし立体マスク
耳の部分のくりぬきは少々難しいですが自分用ならギザギザでもOK!

10回程度作りましたが、耳の部分を丸くきれいに切り抜くことは少々難しいです。
生地の厚みにもよりますが、1回程度使用すると形状がかわってきますから、あまり気にせず、汚れたらまた作り直すくらいの感覚で気楽に作ってみてください。

Tシャツで作った切りっぱなし立体マスク
2枚重ねて使いたい場合は4枚、1枚で使うなら左右対称に2枚を裁断

口の部分になる真ん中を1本縫う

針に30㎝程度糸を通し、パターンの点線の部分をできるだけ細かめに手縫いで縫っていきます。
このカーブがセンターの見栄えにつながりますので、できるだけまっすぐ縫えると良いですが、仕上げにアイロンも使用しませんので、あまり気にしなくてOKです。点線を印付けでうつしても◎

Tシャツで作った切りっぱなし立体マスク
針と糸だけは準備してくださいm(__)m100円均一で問題なしです◎

縫い目の細かさによって飛散量は変わる?

実際には大いにかかわるかもしれませんが、今回はあくまでも立体マスクの形状について共有できたらという医療的観点を通さない私見での情報共有となります。

WHOによると、布マスク自体が得策ではないということなのですが、やはりないよりはしたほうが良いとのことです。
この形状は息もれが少なく、平面のマスクよりは呼吸がしやすいという利点があります。2枚重ねにして間にフィルターペーパーを入れるなど、工夫してみて下さい。

Tシャツで作った切りっぱなし立体マスク
縫い方はなんでもOK。できれば細かめに。

最後は玉留めして終了です。これだけ!縫うところは以上です!

Tシャツで作った切りっぱなし立体マスク
ミシンがある方はもちろんミシンでOK。

ミシンのある方はもちろんミシンでOK。5ミリ程度の位置をカーブにそって縫ってください。
この部分が鼻と口を覆うわけなので、大きすぎるなと感じる場合はカーブを低くすることで対応できます。

Tシャツで作った切りっぱなし立体マスク
仕上がりの程度はあまり変わりないので、気にせずザクザク作ってみて下さい!
Tシャツで作った切りっぱなし立体マスク
簡単立体マスク、完成しました

お疲れ様です!完成致しました。
ボーダーを使うとかなりクセ強めのおしゃれな感じのマスクができますが、花柄、キャラもの、無地、なんでもOKですし、今回は「家から出なくてもできること、ミシンがなくてもできること」をテーマに考えてみました。

Tシャツで作った切りっぱなし立体マスク
ローチ、装着いたしました。身長164cm普通サイズで装着はこんな感じです。

普通体系の大人がつけてみて、こんなサイズです。
お子様、お顔の小さい方には大きくなってしまうかと思いますが、M~Lサイズの方にそこそこフィットするサイズに仕上がっていると思います。

Tシャツで作った切りっぱなし立体マスク
息苦しさはなく、装着感も◎(2枚重ね、間にキッチンペーパーをはさんで使用)

息苦しくないマスクというのは意味をなしているのか?はたまた、効果はどのように測ればいいのだろう。
衛生面は?気になることは沢山ありますが、NHKのあさイチを見ていたところ、マスクは(検証はプリーツタイプの不織布マスクでしたが)息漏れが多いほど効果が無いようでした。

鼻にフィットさせ、できるだけ隙間なくつけることが最低限必要という形だそうです。より顔にフィットさせる方法は後日公開予定です。グレーディング(サイズ調整)に挑戦したい方はご覧ください。

立体マスクを自分サイズに変更したい方はこちら

Tシャツで作った切りっぱなし立体マスク
こんな感じで間にガーゼ、キッチンペーパーなどを挟んでも◎

いかがだったでしょうか。
所要時間10分程度かと思いますので、外に出ることもできない、急にマスクがなくなった時などに活用頂けますと幸いです。

今回の【家にあるもので簡単に作れる立体マスク】1回縫うだけの立体マスク制作にあたって、フィッシュクリップを使ったなんでもマスク制作、立体マスクのグレーディング方法、マスクに向く素材とおしゃれに見えるポイント等いろいろな実験を致しました。

数回にわたって公開していきますので、ご覧いただいた皆様の周りにも情報が必要な方がいらっしゃいましたら、型紙をコピーして配っていただいたり、このページをお知らせください。

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また、ダウンロード用のパターンに記載しておりますが、マスクの不足の緩和になればとの考えから公開しておりますので、当パターンから制作したアイテムの商用利用に制限はございません。
再配布や複製につきましては、当サイトURL:和遊湘南(https://wayou.info/)の記載をお願い致します。
※WEBメディア媒体における当サイト内の画像や記載内容の無断複製・転載はおやめください。

パターン制作・配布元 : 和遊湘南(https://wayou.info/)
配布用パターン制作協力 :Nukku

Tシャツで作れる簡単立体切りっぱなしマスク型紙配布

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