ようこそ、いらっしゃいませ。
昭和レトロという言葉が世の中に出てから久しいですね。
私自身は昭和20年代後半の生まれ、小学校低学年の頃はまだ物が豊富というほどでもなく、既製品の洋服も少なかったと思います。
しゃれっ気が出てきた中学生の頃は、外国映画で見るデニムのジーンズに憧れましたが、すぐには手に入らず、親に与えられた物では生地が薄く、色も味わいがなくつまらないと思っていました。
その後いわゆる高度経済成長期を経て、沢山の物が市場に溢れるようになりました。
私が学生で洋裁を勉強していた頃はあらゆるものがあり、コシノジュンコ、高田賢三、山本寛斎、三宅一生など若きデザイナーがどんどん外国に出ていって活躍していました。
ブランド品の意識もこの頃には付いてきて、その渦の中でそれなりに年を重ねてきました。
そして今は自分流!
そんな中、昨年出会ったのが今日ご紹介のこちら、日常使いの雑器です。
見た時に「う~ん、いいなぁ~」という思いが心の中に湧きました。高価な物ではありません。
昭和45年から着工された神奈川県丹沢湖のダム建設の頃に、景気の良かった山北町中川温泉の
民宿旅館で使用されていた古い食器です。
今は使われなくなりましたが、捨てるのももったいないと、喫茶コーナー脇に埃もそのままに、
使いたい人があればどうぞと、ただ同然のような値段で置いてありました。
何十年も前のもので、今はこういう素朴な色合いや、色付けがずれているのは、
逆に珍しく感じます。よく出来ている100均の物より雑かも(笑)でも時を経て、今ここにある嬉しさを感じます。
家で丁寧に洗って現在使用中!
↓直径24cmの大皿
↓直径13cmの小皿
大皿はパスタやサラダ、煮物などがかっこよく盛れ、小皿はこれまた何にでも利用できるグッドなサイズ!徳利とお猪口は、お酒を飲む機会が殆どないので、いまだ使用せずですがこの形いいと思いませんか?これにお酒を注いで、燗を付けて昭和を感じたい!
↓梅の木と菊花模様の徳利。内側に鶴が描かれた猪口。
今日は、昭和レトロを感じる食器のご紹介でした。
本日もご来店頂き有難うございました。