歌川国芳の浮世絵イメージ里すずめねぐらの仮宿/着物雀の和装飾り制作

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歌川国芳|里すずめねぐらの仮宿/博多帯と竹ハンドルのバッグ

minne×The UKIYO-E 2020 ― 日本三大浮世絵コレクションのコラボ作品募集についてminne公式からアナウンスがあったのは5月のこと。応募の規定は今回展示される浮世絵作品18点の中からインスピレーションを得た作品であること。和遊湘南にとってはまたとない面白い企画で、何とか出品したいとあれこれ考え挑戦しました。

目次

歌川国芳|里すずめねぐらの仮宿について

minneバナー雀の仮宿
歌川国芳|里すずめねぐらの仮宿コラボレーションバナー【特集】ページへのリンク

歌川国芳といえばポップで独創的な作品が数多くあり、ファッション画としても秀逸なものが多い為、現代において特に高い人気がある浮世絵師の一人です。飛び抜けてパンクな精神の持ち主で、実験的な作品を作り続けました。写実や美人画、西洋画にも興味を持ち生涯活動しましたが、その先進的な発想は受け入れられず不遇な時代もあったと言います。様々な禁止令が出された天保の改革において、風刺という形で筆を執り、江戸庶民から絶大な支持を得た人物でもあります。この里すずめねぐらの仮宿も遊女に関わる絵が禁止された事により、登場人物のすべてが雀に見立てて描かれた背景があります。

下書きと製作工程

里すずめねぐらの仮宿ラフ
雀の飾り初期ラフ

すずめの仮宿は今回制作可能な浮世絵作品として掲示された18作品の中で、真っ先に取り組んでみたいと思う作品の1つでした。どういった形で落とし込もうかと考えましたが、先に制作していたお守り提灯狐の別モチーフとして帯飾り兼日傘飾りとして使えるアクセサリーにしようと決定しました。軽量エポキシパテを使用して原型を制作し、シリコン型を作成。レジンで型抜きして制作しています。レジンは2液性のホワイトキャストを使用しているので、型抜き後は下地の処理を行ってから油性合成樹脂をエアブラシ処理で吹きつけ塗装していきます。着物の柄や顔については手描きで着色し、その間に数回トップコートを吹き、仕上げました。

ディティール詳細

先ほどのバナー画像を見て頂けましたか?あの中にこの雀のモデルがいます。どの雀かわかりましたでしょうか?正解は右下の帯刀している雀です。もし良ければ一度上にスクロールして確認してみて下さい。足元は描かれていない為想像です。刀はディティールが細かくなりすぎる為、今回は制作しませんでした。この作品に描かれている雀は様々な着物を着ていますが、全体を通して【笹の紋】が目に入ってきます。この雀の紋も笹紋です。

歌川国芳/里すずめねぐらの仮宿/着物雀のひっかけ飾り
水引きとタッセルに赤提灯

提灯にも笹紋が入っていたので、このモチーフは忘れずに取り入れました。

使用イメージ

プレートをつけて帯飾りとして使うほか、紐を長く取り付けましたので日傘などのチャームとしても使えます。様々な形でお楽しみ頂けるかと思います。ご購入頂いたお客様はバッグチャームとして使用して下さっていました。instagram#wayoushonanで検索してみて下さい。

博多帯のがま口バッグ

このアイテムは2パターン制作しており、チャームとして単品で使えるアイテムの他、格子に見立てたバッグとセットになったアイテムも制作しました。バッグは博多帯を使用しました。博多帯は丈夫でしっかりとした質感で長くお使い頂けます。レトロながま口とバンブーハンドルを合わせたので、和装にも洋装にも似合います。【笹】のモチーフはこちらにも健在で、バンブーハンドルの他、水引きのタッセル部分も青竹をイメージしました。

販売サイト

ご依頼について

原型から制作するレジンアクセサリーは制作するアイテムのサイズ、細かさによって価格が変わります。制作可能なサイズは7cm以内です。オリジナルの制作は5万~、1点から承ります。個数、内容によっては制作できませんのでお問合せの際にご相談となります。

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この記事を書いた人

和遊湘南では着物リメイク・オーダーメイド制作、オリジナルデザインのペイントアイテムや和装小物などを制作しています。

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