ようこそ、いらっしゃいませ。
勘三郎さんが亡くなってから初開催の平成中村座公演を楽しみにしていました。
今回は浅草寺の境内という趣のある場所に建てられ、この雰囲気を味わうのも楽しみの一つ。
4時半からの夜の部なのでゆっくりランチをしてから行きます。
友人Kちゃんの背中越しにスカイツリー
お馴染みのアサヒビールタワー(22階建て)の泡のところ
21階日本料理「もちづき」でランチします。
スカイツリーが大きく見える窓際の、気持ちの良いお席でした。
眼下には隅田川
天ぷら刺身御膳を美味しく頂いて
さぁ、いよいよタワーから歩いてすぐの浅草寺へ
Kちゃん入場
ローチです
のぼり
夜の演目は、●妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)●高坏(たかつき)
●番隨長兵衛(ばんずいちょうべえ)の3本です。
18世勘三郎さんも中村座は江戸の小屋を再現させたい思いで建てられたとか。
小さ目、しっかりしすぎていない手作り感などの空間が、どっしりとした佇まいの
歌舞伎座とは全く違い、祭り小屋のような楽しさを感じさせてくれます。
小屋には履物を脱いで入ります。1階への入り口階段
2階への階段
今回の席は1階竹席、24列19番、
入り口にも近く見やすさもある舞台に向かって右側のブロックです。
自席からの眺め
妹背山婦女庭訓は全12話のとんでもなく長いお話のうちの、11話「三笠山御殿の段」
だけの上演。それでも1時間以上のお話です。七之助さん演じるお三輪が恋する人にふられて、
最後には殺されちゃうところまで。
続いての高坏は、軽妙な舞踊劇。
勘九郎さん演じる次郎冠者の下駄でのタップダンスが秀逸!
父上勘三郎さんの剽軽な演技を垣間見るような思いがしました。
そして最後の番隨長兵衛は粋な江戸の男の生き様を描いた世話物。
この芝居は劇中劇から話が始まるのですが、観客席でも芝居が行われ興奮します。
誰かが私の左隣の方に頭を下げながら前に歩いていくな~と思い目をやると
なんとそれが橋之助さん扮する長兵衛の登場でした。
こういう演出が光るのも中村座ならではだと思います。
そうやっての終幕8時半頃。
休憩時に2階席に上がってみました。こんな見え方です。
壁の注意書きもアナログで可愛らしい
女性トイレへの案内方面にあった絵
橋之助さんの3兄弟も出演していましたので、揃ってお祝いのお花が飾られて
ご長男の国生さんは今年20歳にもなるそうで、演技もしっかり大人でした。これから楽しみ~!
外に出た時にはこんな感じ、浅草寺のライトアップがきれいでした。
陽春大歌舞伎筋書
絵看板(筋書より)
今日は昨日見て来た平成中村座での歌舞伎のご紹介でした。今回の公演は5月3日まで。
本日もご来店頂き有難うございました