
神奈川県を拠点に活動する和遊湘南(WAYOUSHONAN)では、大切な思い出の着物を新しい形に蘇らせるリメイクを承っています。今回は、アメリカ在住の日本の方よりご依頼をいただいたお仕立て品のご紹介です。
祖母の喪服から仕立てたワンピースコートと和小物



アメリカにお住まいの日本人女性より、メッセージのやり取りを通してオーダーをいただきました。日本へ一時帰国された際にお着物をお持ち込みくださり、仕上がった作品はアメリカまでお届けいたしました。(2024年10月制作)
喪服2枚から制作したリメイクアイテム
1つ目のご依頼は、2枚の喪服を使用したワンピースコートとウエストギャザーパンツ、家紋入りアクセサリー(帯飾り・帯留め)の制作でした。さらに、お客様のご希望で裏地には深い赤色の構件を使用しています。














解いてみると、このお着物がとても丁寧に仕立てられたことがわかりました。黒地の中にも異なる布を部分的に使い分け、五つ紋と三つ紋の両方がある貴重なお品でした。現代の縮緬地よりも薄手で、虫食いや穴あきも多く、裁断には苦労しましたが、ハギを丁寧に重ねて仕立てることで、落ち着いた美しさを再現できました。
風神雷神の半幅帯と三重仮紐セット
2つ目のご依頼は、サイトでもご紹介している風神雷神柄の半幅帯(時期によっては予約受付中です)。
半衿や帯揚げとしても使える三重仮紐をセットにしてお届けしました。慣れると短時間で着付けができるため、普段使いにもおすすめの組み合わせです。



思い出の着物を現代へ
数十年、タンスの中に眠っていたお祖母様の喪服。大切な方の思い出とともに、また新しい日常の装いとして息を吹き返しました。
和遊湘南では、このようにお客様の想いを大切に、素材と向き合いながらひとつひとつ丁寧にお仕立てしております。
到着後は早速お召しになってお出かけされたとのお話を頂戴致しました。ご依頼、誠にありがとうございます。




