ミュシャ展を見に六本木の国立新美術館へ

ようこそ、いらっしゃいませ。
始まってまだ日が浅いミュシャ展に早速行ってきました。

アール・ヌーヴォーを代表する時代の麗しく繊細なタッチの作品はとてもステキで有名、ローチも大好きです。

今回は晩年に心血を注いで描いた超大作のスラブ叙事詩が国外初一挙公開されるとのことで一層の興味をもって出かけました。

ここ六本木の国立新美術館では只今草間彌生さんの展示も行われているので門を入ってすぐは大胆なアプローチとなっています。

さて2階が展示スペース、実物大という垂れ幕がお出迎え

実際の展示は大きさで圧倒されるだけでなく荘厳な色使いに畏敬の念さえ覚えます。

後半のひとスペースで撮影を許可していました。

ローチです、絵の大きさが伝わるのでは。

上の方を見るにはオペラグラスがあると良いと口コミにのっていたという事で、友人が持ってきました。

確かに箇所ごとに良く見えますし、高い場所の星の瞬きなどもキレイに見え、これホントにいいです。周りでも持っている方結構いらっしゃいました。

フランスで名声を得たミュシャが故郷に帰った50歳以降の晩年に20年もの歳月をかけて描き続けたという作品。民族の苦難、誇りや栄光といった様々な感情が表現されていますが、「ミュシャの絵画は、国民の愛国心を刺激するものである」という理由から、ナチスドイツが台頭した不穏な空気の時代に彼は逮捕され、きつい尋問を受けたそうです。78歳の老体には耐えられないもので、釈放された4ヶ月後には体調を崩し祖国の解放を知らないまま生涯を閉じたとの事。こんな事を知るにつけこの作品の重みを一層感じ、時代を築いたグラフィックデザイナーであったという事のほかも知ったひと時でした。

ローチが映っている絵の目の高さで見られる場所(左側)に描かれていた青年は、若き日のミュシャ本人だそうです。

この日はこんな雰囲気の色合いならこの展示に合うかなというイメージの組み合わせで出かけました。帯留めも銅色にブドウ柄のアンティークな雰囲気のものです。

ランチは美術館内でのフレンチ

お安い方を選びましたが、それで十分でしたよ(笑)

本日もご来店頂き有難うございました

ミュシャ展

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