お年をめしてお着物を着る機会が少なくなったリピーターのお客様からのご要望で、お気に入りの織帯1本を活用したバッグ3点セットを制作致しました。
”軽さ、開閉のしやすさ、迷わずに使えるシンプルな構造”など、今欲しい形のご希望をさりげなく盛り込んだアイテムになりました。
目次
使用帯
お預かりしたのはしっかりとした打ち込みの中厚の帯地です。握りやすいハンドルのボストンバッグが第1希望、他には指への負担を少なく、軽く開閉できる長財布とICカードなど、できるだけ帯を無駄なく使える方向でデザインを決めていきました。
皮ハンドルのバッグ
握りやすいように皮ハンドルは細めのタイプを選択、ファスナー付きの外ポケットをつけました。裏地には厚手のバッグ用シャンタン、小物収納に便利な内ポケット付きです。
マグネットボタン式長財布
カードポケット、小銭、お札入れのついた実用性の高いデザインで、外回りをくるりと共生地でくるみました。軽い力で開閉できるマグネットボタンタイプ、手になじみやすい角丸タイプです。
リールキー付きのICカードケース
ポケットは多くつけすぎず”使う分だけ”、これはお客様のこだわりポイントの1つです。
リールキーをチャームとしてつけることで、バッグから取り外すことなくIC系交通カードが使えます。和風パーツと螺鈿で飾ったリールキーはその使い勝手の良さを気に入って頂き、毎回ご要望頂く便利なアイテムです。
今回は使用頻度の高い3点を作らせて頂きましたが、帯1本使用の場合残布がでますので、他の組み合わせでのアイテム制作も可能です。生地の厚さによって芯を変更致しますので、比較的薄い生地でも同様のデザインのご対応が可能です。
