
先日ご紹介した販売中のモモンガ着物羽織菊満開(売り切れました)の撮影用に無地のスリッポンに同柄をイメージして絵を描きました。制作は和遊湘南の小物や原型制作、撮影回りなどを主に担当しているNUKKUです。絵を描く場合、スリッポンはキャンバス生地で丈夫な物を選びます。
布に描く画材について
黒留袖をイメージして書く場合はおのずと下地が黒になるため、いきなり描き始めると色がまったく乗らず、発色しませんので、描く部分にジェッソで目地うめをし、白でベースを作ってから制作に入ります。布地に絵を描くときはアクリル絵の具や布用絵具などが使用できます。今回の制作にはリキテックスを使用しており、布用のジェッソを配合しながら絵具のカラーを作りました。

ペイントシューズ仕上がりイメージ

こちらはまだ洋服になっていないのですが、カジュアルなテイストのアイテムを作りたいなと考えている赤、黄、緑の姫が描かれた黒留袖を見ながら描いています。一度撮影に登場しました
撮影イメージ


こちらはあまり目立たないのですがそこがシンプルで使いかってがよく、数回撮影に登場している小槌柄です。販売中の総裏ドレープアウターの柄を元にして描いています。キャンバス面全体に布用ニス仕上げをしてみたのですが、ソール部分にニスがのるとゴムが液状化してしまうのか、乾きが悪くいつまでもさらっとしません。最終的に別の加工を施して難を逃れましたが、このことを踏まえて現在はソール部分にマスキングをして制作しています。
ペイントシューズその他デザイン
Instagramを始めてすぐの頃、撮影に使用したこどもの日をイメージしたペイントシューズ。こちらはベースが白なのでメディウムで下地を作らなくても描き始めることができます。発色の良い絵を描きたい時は白系のベースがオススメです。


ご依頼について
制作のご希望があればお問合せ下さい。スリッポンのベース込みで両足1.8万~おうけ致します。スリッポンは既製品を使用しておりますので、サイズによってはご希望のカラーでの製作ができない場合がございます。また、価格は絵の細かさやデザインによって変わります。
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