マスクとのセットで楽しむコーディネートの提案
7月にcreemaサイト上で展示会のお知らせ掲示がありました。9月にコーディネートとしてのマスクファッション提案をメインにしたイベントを行うそうです(予定)。
コロナウィルスの収束が見えない中、マスクは供給のピークを迎え、日常に欠かせないものとなりました。
誰もが想像していなかった事態に人々は共存へと考えをシフトしはじめており、ファッションにも変化が訪れたのは明らかです。そこで、和遊湘南でも今までにリリースしたアイテムの中から数着をピックアップし、急遽マスクとコーディネートできるアイテムを制作、再撮影して応募をしました。
医療用マスクとは違う販売規則とは?
2020年4月、緊急事態宣言下において世界的に急速なマスク不足が起こり、和遊湘南でもマスクの制作と無料型紙の配布を始めたのですが、転売対策などの政策もあり、制作物がどこでも販売ができたわけではありません。
そんな中、ハンドメイドショッピングモール”creema”は利益の1部をコロナ関連事業に寄付することや、衛生マスクとは違うものであるという明確なガイドラインを表記した上で、販売可能なルートを作り上げてくれました。
現在でも主にこちらのガイドラインのもとにマスクを制作し、該当サイトのみで販売しています。
※ガイドラインはこちらをご覧ください
マスクの制作について
ハンドメイドといっても多様な業種の事をさすようになり、工場生産ラインで制作している作家さんやブランドもcreemaに参加しています。
マスクに関しては特に顕著です。
うちを見に来て下さる方は着物が好きだったり、1点物にこだわりをもっていらっしゃったり、他とは違う何かを楽しみにして下さる方が多く、沢山同じ型を出せないというのは作る上では難しい点もありますが、従来の言葉どおりのハンドメイドとして、1点しかない生地、柄からお気に入りのセットを作るという形を軸に考えてみました。
このブルーの綸子はセミアンティークといえるくらいの年代物ですが、状態もよく光沢が美しいものです。
部屋で過ごす時間が増えた今、”部屋着こそおしゃれに”という考えがあってもいいと思い「リラックスローブ」という名称をつけています。
このローブにマスクをつけるなら、やはりこの花の絵柄部分は取り入れたいなと右頬に配置しました。
マスクは耳が痛くならないリボンマスクと同じです。
裏地は通気性の良い高級素材の竹繊維を使用し、和遊湘南で販売中の通常のマスクと同じように4mmのノーズワイヤーも入れています。リボンのカラーは花の色から配色しています。
供給不足が緩和されたらマスク制作は終了予定でしたが、おしゃれなマスクが欲しかったのでこのマスクで気分が上がりますというお声、リピートしましたという方も多数いらっしゃったことから、もうしばらくマスクを制作することに決めました。
ただ、まだ以前のように欲しい素材が通常の価格で手に入りにくいので、適正価格で仕入れができなかった場合は今後の制作は難しいかもしれません。
ボトムスとアウター+マスクもセットアップのオススメ
選考結果は落選だった為今回展示に参加できませんが、実際に共生地でマスクを作ってみて作る前とは印象が変わりました。
コーディネートになることできちんと感がグンと増したようです。
これは個人の印象ですし、この状況下でマスクを「ファッション」として分類することに嫌悪感を感じるという意見も少なからず耳にしています。ただ、長期的な閉塞感には息抜きも必要と感じています。
ここぞという日のおしゃれや、気分を上げたい日にはマスクとアウターやボトムのセットアップをオススメします。今後は生地に分量がある限り、マスクもセットで制作しようかと考えています。
綸子アウター柄詳細
セミアンティークの綸子から作ったアウターは着心地抜群です。ワンマイルウェアとしても是非取り入れて頂きたいアイテムです。
販売中のマスク
リピーター様多数の人気アイテムです。生地と縫製が新しくなりました!
ローブセットアップのご依頼は準備中です。デザインディティールを新規に考案中です。
ご依頼詳細はお問合せ下さい。