ガラス作家 大谷佳子先生のキルンキャスト(ガラス鋳造)ワークショップ1回目

ようこそ、いらっしゃいませ。
ある日ふと目に留まった平塚美術館のワークショップ案内

「鋳造ガラスでオブジェを作ろう」というものでした。

何々!これは超興味あるものだぞ~と食いつきました。

幸い日にちも好都合、募集人数に制限はありましたが参加オッケーの返事が来てひと安心。

1週間の間を置いて2日にわたるワークショップです。

この方が講師、ガラス作家の大谷佳子先生

初日は粘土で原型を作ってからそれをもとに石膏型を作り、そこにガラスを詰め、窯に入れるまで。

と書くと簡単ですがどれも初めての作業なので手探り状態。

ローチはモチーフをいつもの家紋、四つ片喰(カタバミ)と決めていたのですがそれをどう表現するのか先生にアドバイスを頂いてから作業開始。

家紋の表現ですから、何とかシャープな線を出したいと型紙を作りました。

平らにもしたかったのでめん棒で伸ばすような作業も

周りをカットして

中の飾りも付けてそれらしくなり、縁は角ばらせたひも状のもので立ち上げて、お皿状にしました。

原型の周りを塩ビ板で囲い、枠を作ってここに石膏を流し入れます。

さて1時間ほど置いてから塩ビ板を外したところです。

ここからが大変、今度は粘土の掘り出し作業。

さっきの粘土の形をそのままガラスで再現となるわけですから、石膏型を傷つけないように慎重に取り除いていきます。

細かいラインは小刀で掘り出し

何とかできてここへガラスのカレット投入。

粘土原型の重さ×1.35の量のガラスカレットを準備します。ピーコックグリーンとミントを使用。

ローチの粘土原型は200gでしたから二つの色を合わせて270gになるように準備しました。これを周りの細いところに隙間なく埋めていくことから。

用意したカレットすべてをのせるとこんもりします。イメージ通りになるかなぁ~ワクワクドキドキ

これを陶芸用電気炉にて5日間ほどかけて焼成

なので次回窯出し作業からとなります。

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ということで1週間後。

窯から出てきました~。無事みたい、ちゃんと原型のラインまでになってますね。重さを量るとはいえ、なんか凄い!

今度は石膏を割るんです。ちょいとおっかなビックリ

次はこれまた掘り出し作業、細かなところの石膏が取りづらいんです。 水で少し濡らして柔らかくしながら取り除きます。

何と先生が皆さんの作品を順番に高圧洗浄機で洗って下さることに。

凄い作業だな~。先生風邪ひかないかな?

さてここからは作品の磨き作業。

バリのある所をリューターで削ったり、番手をだんだん大きくして耐水ペーパーでのヤスリかけ。

この日の作業ではまだまだツルッとさせるところまでは行きませんでしたので、磨き足りない人は自宅での作業をと言われました。濡れている時には光っている感じがするのですが、良く拭くと全然なのです。

でもここでひと区切りつけて皆さんの作品鑑賞。

それぞれの方たちの思いが伝わってきて素敵です。世界で一つの宝物だ~♪

ローチもこれからもうちょっと磨きます!使い方はこんな風に~。

先生お世話になりました!

本日もご来店頂き有難うございました。

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