熱い日が続く中、友人が見つけてくれた涼しい場所、
横浜の定泉寺内、田谷の洞窟までドライブしました。
出かけるにはどこか涼しい場所を~と検索してくれたのです。
ここは詳しくは、田谷山瑜伽洞(タヤサンユガドウ)と言って修禅道場です。
鎌倉時代初期に開かれ江戸時代に至るまで拡張されて、
上下三段、総延長1kmにもなる壮大な規模です。
洞内には本尊一願弘法大師をはじめ、四国・西国・坂東・秩父各札所本尊、
両界曼荼羅諸尊、十八羅漢等数百体の御仏が行者の手により壁面に刻まれています。
受付でローソクを頂き、
仏様への灯明として長~いローソク台の先に付けたものを
持って歩きますが、入る前にちょっと勉強、休憩所にあった本を見てみます。
では入ります。
入り口
お灯明を点けて
ここから先は撮影禁止。
ひ~んやり、常時16~7度だそうです。
ローソクの火を消さない様に歩くにはかなり、ソロリソロ~リと歩を進めます。
拝観できるのは250mほどの距離との事。
ローソクがなくてもところどころ明かりは付いていますので真っ暗ではありません。
入り口すぐに修行僧の守護神である阿吽の獅子や昇龍、降龍に迎えられ、
あとは色々な彫り物がずっと続きます。
途中天井の低いところもあり、かがんで進みます。
階段もあるので要注意。
道の途中に窪ませた小部屋がいくつもあり、ここで瞑想するのかなと思ったり、
洞内ではあちこちに道が分かれるのですが拝観者は行者道に沿って進みます。
ピチャンピチャンと静寂の中に水の音が聞こえると思ったら、
滴る水や川の流れもあります。
少し広いドーム状になった個所もあり各所お参りできます。
何しろ道すがらずっとあるノミ跡に、
どれだけの人数の行者さん達の思いが詰まった場所なのか、
しばし考えざるを得ません。
さて一周して、全国百八十八札所を巡ったことになるという有難い洞窟、
元の場所に戻った時のローソクの長さです。
3~40分かけてゆっくり周る感じです。
ここで、先程チラ見していった本「田谷の洞窟(吉田孝著)」をもう一度見て、参考写真拝借。
昇龍・降龍
胎蔵界曼荼羅
お水ドームの土佐の一つ亀
横浜にこんなところがあったとは、初めての発見でした。
定泉寺
洞窟に向かう途中でランチに頂いた天ざる蕎麦もご紹介。
ここも雰囲気の良いお店でした。
侘助(ワビスケ)、洞窟まではここから車で1分。
今日は真夏に少しでも涼を感じたいと出かけた、田谷の洞窟をご案内しました。
本日もご来店頂き有難うございました。