モモンガ着物羽織(三姫)のアーカイブデータとスタイリングイメージです。
着物データ
【年代】昭和
【裏地】正絹:白
【デザイン】ある意味ではシンプル、ある意味では個性的な3人の姫が3色で書かれた友禅染。表情や柄、髪の毛の筋など大変繊細に描かれていて面白い。細かな花などの装飾が一切ないところが一層姫を引き立たせている。
【印象】個性的
【家紋】五三桐紋
桐紋:白桐の花と葉を組み合わせた物。皇室の替紋。秀吉が下賜されてから、諸大名の間で流行。
引用:家紋の本
人が図案として描かれるものは総称して「物語絵」等と呼ばれるが、とりわけ代表的なものは源氏物語である。
今回の場合はそれぞれの姫が着ている着物の柄などに場面や物語のヒントがありそうなものだが、3人の姫以外には描かれているモチーフが無い為、言及はできない。
女性の着物には王朝の雅が取り入れられやすく、黒留袖などでは事欠かない。
この黒留袖は10年ほど前に北海道で見つけてきたものです。
図案が個性的な為、衣装の為に作られたものかもしれません。
羽織スタイル
留袖柄詳細
KIMONOclip
使える柄部分が大き目な場合は、図案をどう配置するか悩むのですが、今回は鏡裏紋風の図案部分の一部を使い、対象になるように配置しました。
ショールスタイル
裏地・畳んだスタイル
実際の着こなし
今回はお出かけの日に、モモンガKIMONO羽織を着ているところをご紹介します。
この日は茅ヶ崎のギャラリーart seaへ、以前ワークショップでお世話になった大谷佳子先生の作品展を見に行くスタイルです。
セミオーダーで制作する場合には、裄をお伺いした上で、取り回しやすい長さでお仕立てしています。
ちなみに、私の身長は164cm程度です。
靴を合わせるスタイル
スリッポンに同柄をペイントしたシューズをはきました
スタイリングイメージ
この日のスタイリングは紬をメインに、お気に入りの山葡萄のカゴバッグを合わせました。シンプルな図案の黒留袖なら普段着物にも取り入れやすいです。
シンプルな黒留袖を見つけるのが難しい場合には、黒絵羽織などから制作することもできますので、お気軽にお問合せ下さい。