黒絵羽織着物リメイク/黒絵羽織モモンガKIMONO羽織(鉄線花)2wayショール/セミオーダーメイドご依頼

黒絵羽織モモンガKIMONO羽織(銀通し)
黒絵羽織モモンガKIMONO羽織(鉄線花)

前回に引き続き、新潟市イオン白根店内に店舗を構えていらっしゃる「 きもの栗田 」様より、黒絵羽織の反物から制作するモモンガKIMONO羽織のご依頼を頂戴致しました。

今回は銀通しの色無地、地紋起しの正絹端縫い反物と、茶色にすっきりとした柳が描かれた襦袢地をお預かりして制作しました。

目次

反物データ

今回の反物も静かな見た目ながらも手の込んだ仕事がしてあります。
地紋起し部分は赤糸で、鉄線花の花部分はさらに赤い糸が差してあります。ぱっと見ると黒にも見えますが、角度によって鉄線花の葉と花が浮き上がります。

羽織としての着こなし

葉の形から鉄線花と決めて今回の記事を書いています。
モモンガKIMONO羽織の解説としてはいつも似たお話になりますので、今回は図案のお話を少し。

鉄線花(クレマチス)は高貴で優雅な花として親しまれ、英国では特に人気があります。和名では鉄線といい、実際には花びらではなく色のついた蕚(がく)という葉っぱが変化したものです。交配がすすみ、様々な品種がありますが、この図案はポイントで色がさしてありますので、シンプルな美しさを持つ一重咲きと仮定できますね。

今回は裏地も一緒にお送り頂いているのですが、季節的にも夏の印象として連想できる柳です。洋服として仕立て直しますので、厳密には季節を問わずお召し頂ける羽織物にあたりますが、着物にとって描かれている図案は季節を楽しむ1つの重要なキーポイントです。

お仕立て頂く際に、楽しみながらこだわって頂けるもの、オリジナルでおつくりする醍醐味かなと思います。
通常は当方が所有している正絹の新反襦袢地をおつけしているのですが、今回のようにお客様にお選び頂き、お送り頂いた反物から制作することも可能です。

黒絵羽織モモンガKIMONO羽織(銀通し)
角度によってくっきりと浮かび上がる図案

ここまで自由に書かせて頂きましたが、反物については当方の所見なので、栗田さんにお伺いする機会があれば詳細について答え合わせをさせて頂こうと思います!

ショールとしての着こなし

ショールとしても使用できる完全2wayデザインであることが特徴の和遊湘南のモモンガKIMONO羽織は、付属のKIMONOclip、ピンなどで着用します。特にピンを使用するとしっかりととまり、ずれ落ちませんのでオススメです。

黒絵羽織の場合は絵の部分はほぼ使い切りますので、KIMONOclipに使用するのは無地場となります。黒い羽織物全般に使用できますので、普段使いしやすいです。

裏地について

黒絵羽織モモンガKIMONO羽織(銀通し)

今回はお送り頂いた襦袢用反物を使用しました。
濃い色の裏地ははじめてつけたのですが、とても素敵に仕上がりました。

付属のKIMONOclip

黒絵羽織モモンガKIMONO羽織(銀通し)
黒無地のKIMONOclip

つなぎパーツは丈夫なモモンガKIMONO羽織用マンテルを使用しています。
マンテル自体が大き目なので、つなぎパーツはごく小さなブラックオニキスを使用しています。
KIMONOclipは1点付属致します。

スタイリング着物の話

今回は趣味性のある普段スタイルをイメージして、染の大島に相良刺繍の帯をしめてスタイリング致しました。

新潟イオン白根店内「きもの栗田」様 (instagram @kimonokurita) でも当方へのご依頼を受付頂いております。お近くの方はぜひ足をお運びください。

黒絵羽織を使用したモモンガKIMONO羽織の制作を随時受付中です。
お気軽にお問合せ下さい。

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黒絵羽織モモンガKIMONO羽織(鉄線花)

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