
きものサローネ2025 MONOプロジェクト出展のお知らせ
着物を楽しみ、和を遊ぶ。神奈川県を拠点に活動する和遊湘南(わゆうしょうなん)は、思い出の着物を日常に蘇らせるユニセックスでモダンな着物リメイクと暮らしを彩る和装小物を心を込めて制作しています。
このたび、和遊湘南は2025年11月1日~2日に東京国際フォーラムE2ホールで開催される国内最大規模のきもの展示会である「きものサローネ2025 MONOプロジェクト」に初出展することが決定しました。
公式サイト:https://www.kimono-salone.com/2025/
MONOプロジェクト詳細:https://www.kimono-salone.com/2025/contents/mono-pj/

展示商品
KIMONOclip(キモノクリップ)

和遊湘南オリジナルの平型ブローチ。軽く耐久性のある素材にシリコンゴム付きで、羽織やショール留めにも幅広く使えます。



着物地から生まれた、和装と洋装をつなぐ新しいアクセサリー。
KIMONOclip(キモノクリップ)は、帯留めや羽織留めのような役割を果たす、平型ブローチ型のクリップです。金具の裏には目立たないシリコンゴムが施されており、大切な布地を傷つけることなく装着できるのが特徴です。
このKIMONOclipは、和遊湘南の着物リメイク一番人気のアイテム「モモンガKIMONO羽織」シリーズに添えるために考案されました。羽織を留める道具が少ないという声に応え、共布で仕立てた留め具として生まれたのが始まりです。
着物生地の表情をそのまま閉じ込めたコンパクトなフォルムは、装いの中で主張しすぎることなく、さりげない“和”のアクセントに。共布スヌードや羽織との組み合わせで、より統一感のあるコーディネートが楽しめます。



制作背景
「羽織をもっと自由に楽しみたい」「ストールやショールの留め具にも使いたい」
そんなお客様の声から生まれたKIMONOclipは、和装の装飾性と洋装の実用性を融合させた、和遊湘南の“装いの再生”という思想を体現したアクセサリーです。
1点1点、手縫いやパーツの取り合わせまでこだわり抜いて制作され、天然石のチャームやお仕立てするアイテムに合わせて残布から最適な部分を使用するなど、バリエーションも豊富。1つとして同じもののない、唯一無二のアクセントピースです。
- ブローチの土台部分には着物生地を使用しております。
- アンティークな風合いの透かしパーツの上に、1点づつ手作業のワイヤーワークで天然石などを散りばめています。
- 共生地で制作することによって、装飾品としての一体感をプラス。
今回は、和遊湘南オリジナルのKIMONOclipから販売用に制作されたアイテム4点を展示しています。ぜひ会場でその質感と存在感をご覧ください。
淡水パール × グリーンアベンチュリン|芽吹き


春の芽吹きを感じさせるさわやかな白地に葉の柄のアンティーク縮緬を土台に制作。12mmのグリーンアベンチュリンの周りには4~6mmの淡水パールをあしらい、その上に透かしパーツの蝶が飛びます。アンティーク風パーツと天然石をワイヤーワークで丁寧に仕上げたアイテムです。ブローチの連結に使用する地羽織紐もバロックパールと淡水パールです。
▶ 購入ページで詳細を見る
黒縮緬 × 淡水パール ×オニキスシリーズ





黒留袖や喪の着物で使用される黒の縮緬生地を土台に使用したシリーズ。アンティーク調の透かしパーツの上にそれぞれ小さな蝶のパーツや蓮の花を思わせるパーツを組み合わせて制作。天然淡水パール白と染パールを用いた花をイメージした「アゲハ蝶(画像2番目)」のつなぎパーツにはセンターパーツに夜光貝を使用。ブローチ2点とつなぎパーツ1点で作る世界観を胸元で楽しめるようなデザインです。
▶ 購入ページで詳細を見る 紋白蝶、揚羽蝶、見返り狐、蓮黒、蓮白
モモンガKIMONO羽織(黒留袖リメイク)
着物専門誌掲載の人気作。黒留袖の吉祥文様を普段使いに仕立てた、和遊湘南を代表するリメイク羽織です。

黒留袖や振袖、アンティークの反物を用い、装飾的でありながらも実用性のあるコートや羽織、小物へと再構成します。
素材そのものの力を引き出すデザインと、繊細な手仕事により、和洋を問わず纏える一点物が生まれます。会場ではこちらの三姫を展示しております。※2日目は七緒着用アイテムを展示します



いずれも1点もののため、販売中アイテムは時期によってことなります。また、お客様のお着物から制作するセミオーダーメイドを随時受け付けております。
裏付き仕立てご依頼詳細
狐の帯飾りとかんざし風ピン
原型から制作した狐や家紋モチーフが魅力の帯飾り。針跡が残りにくいかんざし風ピンは、上質な国産キャッチを使用しています。

和遊湘南とキツネ
白狐に宿る、祈りと創造の物語
和遊湘南の作品には、しばしば「キツネ」をモチーフとした帯飾りやイラストが登場します。
それは単なる装飾ではなく、日本古来の稲荷信仰に根差した意味をもつ存在です。
キツネは古来より、稲荷神の使いとして信仰され、五穀豊穣や商売繁盛、家内安全を願う象徴とされてきました。
その姿は、神前に祀られる霊獣でありながら、民間の暮らしにも深く根付いています。
和遊湘南では、このキツネを「再生と護りの象徴」として捉え、現代の装いにそっと寄り添うかたちで作品に取り入れています。

平塚八幡宮と奉納された“着物狐”
2020年から、神奈川県・平塚八幡宮で開催される「ぼんぼり祭り」に和遊湘南は「着物狐」という特別なイラストを奉納しています。
和装と信仰をつなぐ新たな表現として制作されたこれらの絵は、境内・諏訪社前・本殿前に掲出され、多くの参拝者の目に触れました。
着物狐のシリーズは“古い着物に宿る物語”を現代に伝える象徴として、和遊湘南の作品世界の中でも重要な存在となっています。


天然石を提灯に見立てた「お守り提灯狐シリーズ」

現代の暮らしに宿す、小さな祈り
和遊湘南が手がける狐モチーフの帯飾りやアクセサリーには、可愛らしさとともに、神社に参拝するような静かな祈りの気配が宿っています。
装う人の背中に、そっと寄り添い、護り、晴れの日も日常もそっと見守る存在として。今回は着物の帯回りを飾るアイテム帯飾りをご紹介します。


手元に下げた天然石を提灯に見立てたシリーズ。12か月の誕生石、淡水パールなどのシリーズで展開しています。原画のイメージを忠実に軽量ポリパテで削り出し、サフで整えて原型を作成したのちレジンキャストとして1点づつ形だしして整形しています。タッセル飾りは筆をモチーフにした薄墨、水引きと紅白、黒白飾りなど様々です。



アニメーション作品などでも人気の狐面をモチーフにしたシリーズは白い面に赤い隈取が映えるベーシックなスタイルから、夜空や宇宙をイメージした黒に金の隈取のものまで展開しています。帯飾りとしての装飾なので、帯に沿うように裏面は平らに処理されています。
上段上から順
▶ 購入ページで詳細を見る お守り提灯狐 きつねの帯飾り / 薄墨グラデーション、お守り提灯狐 淡水パール 、帯飾り 白狐面、帯飾り 金黒狐面
スペースにより全てのアイテム展示が無い場合がございます
日本の伝統、家紋モチーフアイテム
日本独自の「家」を表す紋章文化

家紋について
家紋とは、日本において古くから用いられてきた「家」の象徴となる紋章です。
貴族や武士の時代には、旗や衣装、道具に家紋を記して「家柄」や「血筋」を示し、身分や所属を表すものとして発展しました。
やがて、武家のみならず庶民の間にも広まり、江戸時代以降は婚礼や冠婚葬祭、法事などの礼装においても重要な役割を果たすようになります。とくに留袖や喪服には、五つ紋・三つ紋などが付けられ、家の格式や儀礼の格を表すものとして今日まで受け継がれています。

意匠の意味と美
家紋は図案化された自然物や動植物、幾何学模様などから成り立っており、単純なデザインながらも象徴的な意味が込められています。
たとえば「丸に橘」は繁栄、「桐」は高貴、「鷹の羽」は勇猛、「菊」は長寿や皇室とのつながりを示します。1000種類を超えるとされる家紋は、日本固有のミニマルな美の結晶とも言えるでしょう。以下のアイテムは貸衣装などにも使われる代表的な家紋であり、誰でも正装として身に着けて良い代表格の桐紋を使用したオニキスと丸に五三桐の帯飾りです。
▶ 購入ページで詳細を見る



現代における“個”の象徴として

現在でも和装において家紋は格式のある装いとして残っていますが、その格のイメージが強い為、普段着物では敬遠されてしまうシチュエーションもあります。
和遊湘南では普段着物にもアクセサリーとして取り入れやすいよう、家紋を現代的に再解釈しています。こちらは狐の半面をイメージしたオリジナルレジンパーツと、日本独自の伝統である組紐で作られた菊結びタッセルを組み合わせたデザインです。
お客様からお預かりしてお仕立てする1点物の着物リメイク作品制作の際も、想い出として家紋を取っておくことができるように様々なデザインをご提案しております。
和遊湘南では、この日本固有の意匠を、装身具や帯飾りの中に新たなかたちで取り入れています。
家を示す記号としての家紋から、“個”や“願い”を映す象徴としての家紋へ。
日常の中にさりげなく、そして誇りをもって身につける――そんな現代の装いのための表現が生まれつつあります。
▶ 購入ページで詳細を見る
家紋アイテムご依頼詳細
出展の見どころ
和遊湘南も参加するMONOプロジェクトのブースでは、各社のアタラシイ「もの」をテーマに、日常に使える和装小物やバックや草履などをサローネ市場最大規模で直接ご覧いただけます。着物をもっと身近に暮らしに取り入れたい方、ギフトや普段使いに和装小物を探している方に最適です。
当日は私ローチもモモンガKIMONO羽織りを着用してブース付近にいる予定なので、お気軽におこえがけください。私を見つけてくださった方には、可愛い狐のショップカードを差し上げます。
狐の型抜きショップカード



アクセス
会場:東京国際フォーラムE2ホール
日時:2025年11月1日(土)~2日(日)AM10:00~PM18:00
公式サイト:https://www.kimono-salone.com/2025/
ブログ記事やInstagram(@wayoushonan , @loachsachi )でも展示商品や制作過程の情報を随時更新予定です。最新情報はプロフィールリンクまたはSNSでチェックしてください。
和遊湘南メディア掲載情報
- 2024/ 12 着物専門誌 七緒 vol.80冬号 「黒留袖とフリーダム」掲載
- 2024/ 11 Creema12星座・誕生石特集 掲載
- 2023~2024 minneの縁日特集 掲載
- 2022/ 7 神奈川新聞 湘南エリア 「和を楽しむ」特集 掲載
- 2020/12 クレア贈り物バイブル 黒留袖モモンガKIMONO羽織 掲載
出店・展示情報
- 2025年11月1日~2日 会場:東京国際フォーラムE2ホール AM10:00~PM18:00
公式サイト:https://www.kimono-salone.com/2025/ - 2025年4月26日~30日 13th Discover the One Japanese Art 2025 in Paris
会場:Espace Cinko(12-18 Passage Choiseul, 75002 Paris)関連記事







