
この記事にはアフィリエイト広告が含まれていますが、PR案件は含まれません。70代の現役着物実践者が、長年使ったものと、生徒さんにオススメしたいクオリティ別に吟味、商品内容を選択して肌着を解説しました。
「着物の下には、何を着たらいいですか?」
着付けをしていると、こんな質問をよくいただきます。
着物を着るための肌着には、実はいろいろな種類があります。
まずは一番下にブラジャー
そして、肌襦袢と腰巻きが別々になったもの、もしくは上下がつながったワンピースタイプの肌着。
夏向き、冬向きの素材を使ったもの。
また肌着そのものに補整の役割を持たせたものや、袖や半衿を簡単に付け替えられる半襦袢や長襦袢などもあります。
またメーカーによっても違いがあり、本当に千差万別です。
だからこそ、「結局、何を選んだらいいの?」となってしまいますよね。
今回は、着物を着るときの「肌着」について、私が普段おすすめしている考え方も含めて整理して、ここでは夏冬通してつけられるものをご紹介していきます。
そもそも、肌着はどんなもの?
着物を着るときの肌着は、その名の通り、一番肌に近いところにつけるものです。
一般的には、
ブラジャー→肌着 → 長襦袢 → 着物
という順番になります。
ブラジャーも洋装用のものをお使いになる場合には、ワイヤー、カップなしをつけてください。
ご用意できるようでしたら、やはり着物ブラをお勧めします。着物ブラにつきましては最後にお話しさせていただきます。
そして昔ながらのスタイルでは、上半身に「肌襦袢」、下半身に「腰巻き(裾除け)」を身につける、上下が分かれたタイプが基本でした。
着物を着る回数が少ない方なら、まずはこのような一般的な肌着から始めてもいいと思います。
まず知っておきたい、肌着のいろいろ
肌着には、上下が分かれたタイプ、ワンピースタイプ、夏向き・冬向きのものなど、さまざまな種類があります。
ここでは「どれが正解」ということではなく、それぞれの特徴を知って、自分に合うものを選ぶことが大切です。
夏用と冬用、素材にも違いがあります
着物にも夏物・冬物があるように、肌着にも季節に合わせたものがあります。
夏は、汗をかくので、吸湿性や通気性を考えた素材のもの。
冬は、保温性を考えたもの。
最近では、天然素材だけでなく、汗をかいたときの快適さを考えた機能性素材を使ったものも増えています。
つまり、「肌着はこれでなければいけない」というものではありません。
季節や着物、着る時間、そして自分の体質に合わせて選ぶことが大切です。
すそ除けは静電気のおきにくい素材が良いと思います。
また肌襦袢の機能があり、そこに衿と筒袖もついているので、日常的に着物を着る方はこれで済ませるというものもあります。
打ち合わせ式のワンピースタイプ
さっと足元からはける和洋兼用のスリップ式ワンピ―スタイプ
私が長年愛用している「燈芯あしべ織」の肌着
そんな中で、私がもう20年以上愛用している肌着があります。
燈芯(とうしん)あしべ織りとは胴の部分に吸水力の極めて強い燈芯(イグサの髄の部分)を胴回りに使用しており、吸湿性・発汗性に優れた天然素材を使った独特のつくりになっていて、適度な厚みがあります。
そして汗を取ってくれるだけではなく、この厚みが身体の補整にも役立ってくれるところが気に入っています。
肌着を着た時点である程度身体のラインが整うので、その上に長襦袢や着物を着たときの着姿がきれいになります。
着物姿をきれいにするには、土台が大切と考えています。
最近の私は、特に夏は、長めのステテコとこの肌着を組み合わせて着ていますが、長期間の使用で燈芯以外の生地部分が薄くなってきても、まだ胴部分がしっかりしているので裾をさらしで付け替えたり、袖を筒袖(袖口にレースがついた販売品)と付け替えたりして長く愛用しています。
あしべ織の肌着は、こんな方に
・汗をかきやすい方
・肌着にも補整の役割を持たせたい方
・着物を着る機会が多い方
・長く使えるものを選びたい方
「肌着+ステテコ」という考え方
着物を着るとき、「肌着を着て、その上に長襦袢を着て、その上に着物を着る」という昔ながらの重ね方を思い浮かべる方も多いと思います。
もちろん、それで間違いではありません。
でも、必ずしも全員が同じスタイルでなければいけないわけではありません。
たとえば夏なら、
肌着+長めのステテコ
という組み合わせで過ごし、その上から浴衣や、場合によっては着物を着るという考え方もできます。
私自身、夏はこの組み合わせをおすすめしています。
実は私自身は市販品のステテコでは少し短いものが多いと感じています。透けそうな素材の夏着物や浴衣の時には裾除けの長さがあるステテコなら、足が見える心配もありません。和遊湘南ではご身長に合わせて長さを調整したステテコを7,000円台で高島ちぢみでお仕立てしています。気になる方はlineのメッセージからお問い合わせください。


これから着物を始めようと思われている方へ
今回こちらでご紹介した商品は、基本的なものですが他にもたくさんのタイプが販売されています。
「たまに着物を着てみたい」
「着付けを始めたばかり」
「まずは必要なものを一通りそろえたい」
そういう方に、こちらの記事を参考に、ご自分が心地よく着られる方法を探していただけたらなと思います。
価格帯で選ぶなら
まず試してみたい方なら、手頃な価格の肌着から。
もう少し着心地や素材にこだわりたい方なら、中価格帯のもの。
着物を着る機会が多く、汗取りや補整などの機能まで重視したい方なら、より高価格帯のもの。
そんなふうに、着物を着る頻度や目的で考えると選びやすくなります。
肌着は「肌に直接触れるもの」だからこそ
もう一つ、肌着選びで忘れてほしくないことがあります。
肌着は、着物や長襦袢以上に、自分の身体に直接触れるものです。
人によっては、
「胸元がかゆくなる」
「汗をかくと肌荒れする」
「化繊が苦手」
「締め付けられるのが嫌」
など、いろいろな悩みがあります。
どんなに評判の良い肌着でも、自分の肌に合わなければ快適には着られません。
だから、素材や形、締め付け具合なども含めて、自分に合うものを探してほしいと思います。
着姿をきれいにするのは、着物だけではありません
きれいな着付けをするにはまず土台をきちんと整えて。
外から見える部分だけをきれいに整えるのではなく、その下にある肌着や補整がきちんと整っていること。
そこが整ってこそ、長襦袢も着物もすっきりと身体に沿い、全体の着姿がきれいになると思っています。
もちろん、人によって必要な補整の量は違います。
だから「この肌着を着れば誰でもきれいになる」ということではありません。
でも、自分に合った肌着を見つけることは、快適に着物を楽しむことにも、きれいな着姿につながることにもなると思います。
では、どんな肌着を選べばいい?
ここまで読んでも、
「結局、私は何を買えばいいの?」
と思いますよね。
肌着選びでは、まず「着物をどのくらい着るのか」「季節はいつなのか」「汗をかきやすいのか」「補整もしたいのか」などを考えてみてください。
そして、自分に合ったタイプを選んでみましょう。
| こんな方 | 選び方の目安 |
|---|---|
| まず着物を始めてみたい | 基本の肌襦袢+裾除け |
| 上下を別々に着るのが面倒 | ワンピースタイプ |
| 日常的に着物を着る | 半襦袢(肌襦袢機能あり)+裾除け |
| 汗をかきやすい | 吸湿性や素材を重視する |
| 身体のラインも整えたい | 厚みや機能のある肌着 |
| 夏にできるだけ快適に着たい | 汗に強い肌着(半襦袢含め)+長めのステテコ |
着物ブラはどう選ぶ?
年に数回しか着ない方でしたら、お持ちのブラでよいかもしれませんが、その際にはワイヤーなし、カップなし、またはスポーツブラなどをつけてください。胸が帯のうえに乗ったように見えるとすっきりした着姿に見えないのと、ワイヤー入りでは上から押さえられて痛くなることもあります。
購入される場合にも大変たくさんの商品がありますので、こちらでは参考程度にご覧ください。
やせ型の方でも胸元をふっくらと補整するパッドが一体となった補整ブラジャー
お胸の豊かな方でも程よい形に
いずれの商品もご自分の着る頻度、季節、着物の種類、そして何より自分の肌や身体に合うものを選ぶ参考にしていただけましたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
着物を、もっと気軽に楽しみたい方へ
肌着ひとつをとっても、着物には「これはどうしたらいいの?」という小さな疑問がたくさんあります。
和遊湘南の着付け教室では、着付けの手順だけではなく、お手持ちの着物や小物を見ながら、何を使えるか、何を揃えたらいいかも一緒に確認しています。
これから着物を始めたい方も、久しぶりに着てみたい方も。
まずは、自分で着物を着て出かけられるところから始めてみませんか?
「自分にはどの肌着が合う?」「手持ちのものでも大丈夫?」「長めのステテコを仕立てたい」など、まず聞いてみたいことがある方は、公式LINEからお気軽にご相談ください。私が直接回答します。
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