京都織物見学、河瀬満織物さんで再びミュシャに出会いました

            ようこそ、いらっしゃいませ。

河瀨満織物(株)さんは美術的な表現で定評のある老舗さん、江戸幕末の坂本龍馬や勝海舟が活躍した時代に創業し、それから数えてすでに165年もの歴史を刻んでいます。現社長は五代目の河瀨仁志さん、色々教えて下さいました。

受賞された数々の額が社長室に掲げられている中、

「これはまだ額に入れてなかったんだけど・・」と見せて下さったのがこちら

1月に受賞されたばかりの夏帯(賞状右下に帯写真)、その際のニュースビデオも拝見

社長室からは皆さんが打ち合わせされている様子が見えます。

部屋のぐるりは糸の棚、きれいですよね~、これだけでもうっとりです。

実は社長室ではミュシャの話題に終始したのですが、これは堺にあるミュシャ館の半券とフライヤーで社長さんのお手持ちのもの。

さて続いて2階へ案内して頂くと素敵なお品の数々・・、そして出ました!ミュシャの着物と帯

河瀨満さんのところでならと作製の特別許可を頂いているそうですが、プリントで使うわけではないのでそう簡単にできるものでもなく・・・。

何しろ絵画を経糸横糸のある織で表現するわけですから、たとえば帯として使えるようにする配置、図案の大きさそのほか色々な思考を経てようやくデザインされ、どの糸色で表現していくかなどとてつもなく大変な作業ということを教えて頂きました。

コンピューターがあるからできるというものではないそうです。私たちはただ「凄いですね~、きれいですね~」と言っているだけなのですが、深い深い事柄があるのですね。

ミュシャ展を東京で見て、その世界感を深く心に刻んだばかりでしたから、なおいっそう新鮮に映りました。

ここでも良いお勉強をさせて頂きました。

ミュシャのお孫さんと世界戦略室長という方の名刺まで見せて頂き、なんだか凄いなぁと思った次第。

河瀨社長様、スタッフの皆様突然の訪問でしたのに有難うございました。

このブログを見て下さっている皆様、本日もご来店頂き有難うございました。

そしてローチの京都着物勉強はもう少し続きます~。

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