当方所有の、グラデーションが美しい「葡萄葉刺繍の黒羽織」から蝶袖羽織カーディガンを制作したアーカイブです。
目次
着物データ
シックな色遣いのグラデーション刺繍が背面にくる図案でしたが、せっかくなのでこの柄を前面にもってきたいという発想をメインに、デザインディティール、配置を設定していきました。
丈が短めであることから、昭和の羽織であると推察できます。しっかりとした生地でヤケの少ない良い状態でした。
着物でのスタイリング
緩やかな丸い袖と身頃のカーブから、蝶袖カーディガンという名称にしました。裏地には正絹の襦袢地を使用しているので、柔らかく、軽い風合いで着物にも似合うシンプルな襟ぐりです。
洋服でのスタイリング
見ごろのゆったりとしたボリュームは、洋服に合わせて頂いても相性よく仕上げました。カフスや襟にディティールのあるシルエットのブラウスなどにも合わせやすいデザインです。
柄詳細
背中部分にシンプルに入った葉もポイントです。
ディティール詳細
正絹の襦袢生地は軽く、通気性も良いところがポイントです。シックな表情の図案に合わせてシンプルに白っぽいものを選びました。
今回はシンプルな印象にしたかったので、フロントはホック留めで仕上げています。同デザインで制作された蝶袖羽織カーディガン(白花籠)は、ボタン留めです。セミオーダーメイドでお仕立てする場合にはホック・ボタンどちらでも制作可能です。ご希望がお決まりの場合には、お問合せの際にお知らせください。
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蝶袖羽織カーディガン(裏付)
蝶袖羽織カーディガン(裏付)についての記述