友禅染作家として活動されている「十二月屋染物店」さんが疫病退散で人気の妖怪達を描いた正絹生地を、和遊湘南が約5cm角の小さなミニがま口へと仕立てたコラボアイテムのご紹介です。額装された絵画のようにかわいく仕上がりました。
友禅染とは
日本に古来からある伝統的な技法で、手描きの場合は模様の輪郭線に糊を使用するのが特徴です。
ベースに白地の正絹を使用し、図案を丁寧に描いていく手間のかかる製法です。
現代では、プリント型押しにおいても、その図案が日本独自の伝統的なものである場合は『友禅』と称して販売されていることもあります。
十二月屋染物店さん(Instagram/@12gatsuya 以下.十二月屋さん)は、オリジナルの手描き友禅創作をされている個人作家さんで、あたたかみのある色彩と可愛らしいデフォルメが特徴です。
以前出店されていた際に作品を購入させて頂き、以来その作品のファンでもあります。
昨年何かコラボとして制作させて頂きたいとご相談し、コロナの収束を願ってアマビエ等の妖怪たちを描いて欲しいとご依頼しました。
手描き友禅のオリジナル生地ができるまで
ラフを制作して頂き、生地の風合いについてもご相談させて頂いた上で注文点数を決定。
色合いや妖怪たちの配置等すべておまかせで制作して頂きました。今回描いて下さったのはアマビエ、神社姫、アマビコ、白澤(はくたく)、山童。どの妖怪も個性あふれる姿で愛嬌たっぷりです。
掲載許可を頂いている一部制作風景はこちらです
下書きをされたあとはこんな風に色を確認、ひとつひとつ埋めながら描かれるんですね。実際の制作風景を見たのが初めてだったので、色がはいっていく楽しみもひとしおでした。完成がまちどおしい!
同じ図案をもとにしていても、配色や筆の塩梅で顔つきが違います。
例えば、子供が泣いてしまいそうなちょっと怖い印象の神社姫も十二月屋さんの手にかかればご覧のとおり。このオリジナリティには感嘆しきり。
そんな風にして出来上がったのがオリジナルの友禅染生地です。
なぜ “がま口” を採用したの?
ガマガエルのように大きく口の開くがま口は、日本で愛されている造形の1つです。
金運が上がるという話もありますが、その形は京都の舞子さんを初め様々な和の文化とも密接な関係にあり、和装小物にも最適です。せっかく作って頂いた生地なので大切に仕立てたい。
当初はマカロンタイプの帯飾りを考えていたのですが、カットしてしまう部分が多いのはあまりに勿体なく、できるだけ全体をそのまま使いたいという思いで考えついたのがミニがま口でした。
小さいながらに通常のがま口となんら変わらない制作手順で1つ1つ組み立てましたので、500円硬貨なら3枚ほどしっかりと収納できます。
アマビエプレートにはAAランクの透明度の高い水晶をつけました
がま口の中には透明度の高い水晶付きのアマビエプレート入り。水晶は日本で古くから親しまれているパワーストーンの代表格で、浄化、魔除け、お守りの石とも呼ばれており、その効果は様々です。
帯飾りやバッグチャームとして使える他、コンパクトながらに通常サイズのがま口アイテムとかわらない本格仕立てで制作。500円玉なら3枚余裕で収納可能です。マルカン付きがま口なので、お好きなシーンで使って頂けます。
価格はすべて一律で設定させて頂いておりますが、中には両面ともに描いて頂いた生地を使用したものもございます。他のアイテムにつきましても、どちらを出してもお使い頂ける正絹生地で制作致しました。
販売サイトにてオプションからお好きな形状に変更できます
和服を着ないよ、という方でも気軽にお使い頂けるようにバッグチャームタイプにも変更可能。
カニカン仕様なのでお好きなところにつけられます。※現在はチャームタイプのみ販売
湘南の氏神様にて祈願、厄よけして頂きました
和遊湘南がお世話になっております平塚八幡宮にて祈願、厄除けして頂きました。
お守りは”買う”ではなく”授かる”ものとも言いますので、受験、入試、厄除けなどのお守りがわりに大切な方へのギフトとしてお使い頂けたらいいなという思いを込めております。
ラインナップ紹介
アマビエ 10種類
アマビコ 2種類
神社姫 2種類
山童 2種類
白澤 2種類
販売情報
※各色1点づつの販売です。