池田工芸さんにて、母の着物からオリジナル草履と手下げをあつらえ

ようこそいらっしゃいませ。
今から20年くらい前に母から柳茶色のお召の着物を譲り受けました。
柳茶色の地には海松(みる)色と海老茶色で枝に花と見える柄が抽象的に織られています。

お召はその昔、11代将軍徳川家斉が好んで着用したといわれるところから「御召」と名がついたそうでとても丈夫な織物です。

30代後半からは着物を渋めに着たかったので大喜びで譲り受けましたが165cmの私が着るには少し小さめです。
それでこれを帯にしてはどうかと思いつき、まず最初に帯職人の方に依頼しました。
帯分の用尺を取ってもまだ残りがありましたので、どうしましょうかと次の相談。

かねてからオリジナル草履にも興味がありましたので、残りの織物は調べてあった浅草の和装小物【池田工芸】さんへ依頼。
必要生地分を確認し、最後に少しの端切れあり。
あと残りで出来るものは・・・。手提げなら?

この思いつき、手提げにつきましては母に依頼。
着物に似合う荷物入れが欲しいとお願いしたところ、「お安い御用!」と作ってくれました。
母は50歳から趣味で織物(機織り)をやっていて、その織物を使って今度は鞄作りをしたいと思い立ち、織と鞄を趣味の柱にして今年87歳になりますが、いまだ意欲衰えずの人です。(もしやこの人、我が家のオタクルーツの一端か?)

母の着物からオリジナル草履と手下げ

母が若い時に来ていた着物から3点のオリジナルのお品ができ大満足!
これなら今後は私の娘にも、使って貰えそうです。
3代使える丈夫な織物、着物って本当に無駄になるところがありませんね。

本日もご来店頂き有難うございました。

草履と手提げ

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